中田です。
2014年から始まったNISAですが、新たに
つみたてNISAという新制度が始まるようで、
運用開始は、2018年1月からですが
口座の開設は、2017年10月から開設できるようになります。
この制度の名称も「つみたてNISA」という名称で
統一されたそうですので、
検索するときは、「つみたてNISA」と入力しましょう。
つみたてNISAについて
http://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/
NISAという少額非課税制度があるのに、
「つみたてNISA」を新設したのはなぜなのかという
疑問はありませんか?
非課税投資ができるNISAで
投資は十分ではないかと思うのですが、
2014年から始まって以来、
金融庁の検証データによると
NISA枠で運用している年齢層は、60歳代が多くを占め
20代、30代、40代の活用が少ないそうです。
こういった非課税の枠は、別名若年層応援制度と言って
少子化に伴う、将来の年金受給額の減少を想定した、
資産形成を応援している制度ですが、
もっとも活用している年代は、60代で
次に続いているのが70代というお金を持っている世代が、
NISAを活用することで、
益々資産を増加させているのが実情なようです。
国がもっとも活用してもらいたいのは、
若年層なことから、
若年層が活用しやすく、有利な非課税案を
設立したのだと思います。
このつみたてNISAは現状のNISAとは異なり
運用期間、年間の非課税枠、運用金融商品が異なります。
そしてNISAとつみたてNISAの併用はできませんので、
どちらかを選択しなければならないことからも、
両方の仕組みや違いを、正しく理解することが重要です。
つみたてNISAとNISAの違い
出典:SBI証券
つみたてNISAのポイントは、
非課税となる期間が20年間と長期の運用ができることで、
NISAは5年間の運用期間となっていて、
申請手続きすることでさらに5年間延長運用できますので、
5年間か長くても10年間の運用期間になります。
つみたてNISAの年間の上限投資枠は40万円で
NISAは年間120万円ですが
運用期間を含めた非課税のトータル運用額は、
つみたてNISAが最大800万円で、
NISAは最大600万円になります。
NISAは、株式投資での売買もできますし
投資信託などでも運用できますが、
つみたてNISAは決められた対象の投資信託などから、
金融商品と毎月定額でいくらの積み立てをするかを決定し、
運用していくので、売買はありません。
つみたてNISAを途中で解約することは可能です。
つみたてNISAの魅力は、
ドルコスト平均法です。
投資のタイミングを考える必要もなく、
自分が決めた金融商品を毎月自分が決めている
定額を積み立てていくだけなのですが、
その時の価格によって買う口数が変動する買い方になっていて、
価格が高い時は、買う口数は減りますが、
価格が安い時は、買う口数が増えるという買い方なので、
平均的に購入していけ、長期間運用することで
資産増加の確率が圧倒的高くなりますので、
人気あります。
現状のNISA口座で運用している70%の人たちが
この投資信託での積み立てを実施していることからも
ドルコスト平均法が長期運用では
最も支持されているのがわかります。
ドルコスト平均法に関しては、
動画などで詳しく解説してくれているものもありますので、
検索すれば拾えると思います。
銀行など預貯金の利子に対しても、税金は20%ひかれています。
通常の資産運用ももちろん利益に対して、(売却益、配当金など)
20%の税金がかかりますので、
非課税で運用できるメリットというのを
自分なりに考えてみる事を提案します。
では、中田でした。